子供の食の『好き』『嫌い』原因と対策。親の心構え

子育て

子育ての永遠のテーマの一つ

食の『好き』『嫌い』。

正解の無いこのテーマですが

今回は子供との向き合い方と、親の心構えについて書いていきました。

こどもの好き嫌いの原因

大人より味覚が敏感なため

子供は大人の3倍も味覚が敏感なため、少しの苦味や酸味でも強く感じるようです。

大人でもピーマンの苦味を感じますよね。それが3倍になったら確かに嫌ですね。

また小さな子供にとって

苦味は『毒』酸味は『腐敗』

と認識されるため、拒否反応を示すようです。

食べた時に嫌なことがあった

口の中で魚の骨が刺さった

食べたら熱かった

体調があまり良くなく、食後に気持ち悪くなったりお腹が痛くなった

食事中に叱られた経験がある

など過去のトラウマが原因となって、食事を拒否する場合があります。

見た目や食感がイヤ

単純に見た目や食感が嫌な場合もあります。

魚の皮や鶏の皮が気持ち悪い

肉を食べた時になかなか噛み切れなかった

野菜の繊維が口の中に残って不快だった

『この緑色のは食べたくない』そんな理由で食べないこともあります。

嫌いなものでも食べさせたい!食べさせるべきか

嫌いなものを克服させたい

嫌いだからって食べないのは良くない

大人になってから食べられないと恥をかくかも

なんて思う方もいると思います。

大丈夫です。子供の頃は食べられなかった食材でも、大人になるにつれ食べられるようになったりします。

それに小さな子供にとって嫌いなものに立ち向かうということは、大人が思うよりも大きな壁となります。

無理やり食べさせようとする事で『食べられなかった』という失敗の経験を重ね続けると、自信を失くす原因に成りかねません。

親としての責任も大事ですが、子供の気持ちに寄り添うことも忘れずにしましょう。

栄養が偏ってしまうのでは⋯

栄養があるのは野菜だけではありません。

肉や魚にもビタミンは含まれますし、食物繊維はフルーツや豆腐などにも含まれています。

ベータカロチンは人参だけではなくかぼちゃでも摂取できます。

このように代わりになる食べ物はいくらでもあるので、こだわり過ぎないことが大切です。

栄養の摂取はトータルで

朝ごはん、昼ごはんであまり野菜食べさせられなくても、夜に食べさせればいい。

野菜入り味噌汁だけは三食必ず食べさせる。

今日は栄養偏ってしまったから明日は食べさせよう。など

それぐらいの気持ちで取り組んでいけば大丈夫です。

何も食べていないのは困りますが、食事さえできているのであれば、子供は育ちます。

好き嫌い対策

子供の好きな味付けや調理法に変える

カレー味、醤油味、ケチャップ味など、好みの味付けを探してあげる。

また、食材の食感を調理法などで変化させると食べる事があります。

かぼちゃやコーンのポタージュに混ぜ込むのも効果的です。スープ系は食材の栄養を余すことなく補給できるのがメリットです。

私の息子で例ですが

シャキシャキの白菜はイヤ→クタクタの白菜は食べる

ふかし芋はイヤ→フライドポテトは食べる

焼き魚はイヤ→煮魚は食べる

塩味はイヤ→てりやき味は食べる

などです。

見た目や形を変える

パッと見て興味を惹けるような見た目にすると、口に入れる事があります。

野菜を型抜きで星型ハート型などにしてみる

ソースなどで好きなキャラクターの絵を描いてみる(ミッキーやアンパンマンなど)

また、お茶碗のご飯は食べなくても、おにぎりにすると食べる子もいます。

会話などで楽しみながら

『人参さんが食べてって言ってるよ?』と野菜をキャラクターとして話しかけたり、少しでも食べたら『食べられてすごいねー』『えらいねー』と大袈裟に褒めてあげる事。

すると、食事は楽しいこと、嬉しいことなんだとイメージが出来上がり、すすんで食事をするようになる可能性があります。

まとめ

子供の好き嫌いについての悩みって無くなりませんよね。

私の子供も勿論好き嫌いはありますし、工夫して作った料理を食べてくれなかった時は

悲しいような悔しいような⋯イラついてしまうこともあります。

そんなとき、自分の子供の頃を思い返すのですが

私も食べたくない野菜を前に1時間以上粘ったり、時にはコッソリ捨てたこともありました。

そう考えると

まあ仕方がないかな。と思えることもあります。

まずは親子ともにストレスを抱えない事を考え、子育てを楽しんでみてはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました