クエン酸とは柑橘類など酸味のある食品にも含まれている酸性の成分で、疲労回復効果や、美肌効果など美容や健康の面でも優れた成分です。
食品としても優秀なクエン酸ですが、今回紹介するのは掃除用としてのクエン酸となります。
汚れには酸性の汚れとアルカリ性の汚れの2種類があります。今回紹介する『クエン酸スプレー』はアルカリ性の汚れに対して効果を発揮するものとなってます。
この記事ではクエン酸を使った掃除用スプレーの作り方や、クエン酸の有効な活用法を学ぶことができます。
クエン酸スプレーの魅力と効果
昨今ではたくさんの優れた洗剤が販売されています。その効果は非常に高く落としたい汚れを効率的に落としてくれます。
しかし、専用洗剤を一通り揃えるとなるとかなりの量となり大変ですよね。そこで『クエン酸』を常備しておくことで様々な汚れに対応することが可能となります。
クエン酸の特徴と効果
用意するもの:材料と道具

- 基本の材料
- 必要な道具
クエン酸スプレーの作り方:簡単3ステップ
①スプレーボトルにクエン酸粉末を小さじ1(約5g)入れる。

②スプレーボトルに水を200ml入れる。

③スプレーボトルをよく振って混ぜる。

クエン酸スプレーのおすすめ活用術
その他クエン酸の活用法
電気ケトルの水アカ除去:ケトルに水を満水まで入れ、クエン酸を大さじ1杯(約15g)入れる。よく混ぜたあとケトルでお湯を沸かす。沸騰後お湯を捨てずに放置し、1〜2時間後にお湯を捨て水でよくすすぐ。
クエン酸パック:上記で紹介したクエン酸水を利用して汚れをパックする方法です。スプレーしただけでは落ちないようなガンコな汚れに対して有効な方法となります。
キッチンペーパーやティッシュペーパーなどにクエン酸水を染み込ませて、汚れを覆うようにパックします。途中で一部を拭き取ってみるなど様子を見ながら、汚れの具合に応じて15分~数時間放置し、水で流すかしっかりと拭き取る。※長時間放置する場合はパックの上にラップをすると乾燥を防ぎ効果が長続きします。
使用上の注意点と保存方法
- 使ってはいけない場所
- 大理石:変色や素材が劣化する恐れがある。
- 金属製品:酸性雨で金属がサビるように酸性であるクエン酸によりサビる恐れがあります。特に鉄・銅・アルミニウム・真鍮などは相性が悪いので注意。
- コンクリート:コンクリートはアルカリ性のため、科学反応を起こしコンクリートの劣化に繋がります。
- 塩素系洗剤(ハイターやブリーチなど)との併用は絶対にしない
- 塩素系洗剤や塩素系漂白剤と酸性であるクエン酸が混ざると塩素ガスが発生するため非常に危険。死亡事故なども発生しているため絶対に混ぜない。『まぜるな危険』とパッケージに表記がある。
- クエン酸の保存方法:
- クエン酸粉末:湿気に弱いため密閉できる容器に入れ、冷暗所で保存する。(クエン酸の販売時のパッケージがだいたいジップ付きなのでそれでOKです。)
- クエン酸水:水に溶かしたクエン酸は劣化するため冷暗所での保存し、1〜2週間で使い切るのが理想です。また、作成した日付をラベルなどに記入しておくと、使用できる期限を把握しやすいのでおすすめです。
まとめ
このように掃除面でも非常に優秀なクエン酸ですが、天然素材ということで小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えるところも魅力の一つですね。
今回紹介したクエン酸の注意点などをしっかり理解し、安全に活用して家中のお掃除に役立ててはいかがでしょうか。



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